【社会】大都市に流れがちな中高生に地元で働く素晴らしさ伝える無料誌 横浜・川崎で発刊
地元企業で働く人々の声を紹介し、中高生に働くことの素晴らしさを伝える無料誌「さくらノート」の横浜・川崎版が完成し、両市内の約320校で配布が始まった。発行元は金沢市のベンチャー出版社「盤水社」で、首都圏への進出は初めてだ。同誌は石川県版、富山県版と徐々に配布地域を広げ、今回で3か所目。横浜・川崎版の創刊号は現地の16社から16人が登場し、仕事の内容ややりがいを語っている。同誌の目的の1つは、大都市に流れがちな若者に、地元企業で働きたいという気持ちを持ってもらうこと。あえて都市部での発行を決めた理由を、同社の中山貴之社長(45)は「『お隣の東京に若者が流れていく。この就職難でも、中小企業は人が集まらない』と聞いたため。人材確保の難しさは全国共通なんです」と説明する。ただ、首都圏では以前、大手出版社が中高生向けの企業紹介誌を出していたが、実際は「この職業に就くにはこの専門学校へ」という広告目的だったり、生徒にダイレクトメールが届くようになったことがあったことから、一部学校に不信感も残っていた。中山社長は北陸での実績を強調したり、「収益は協賛企業からの協力金でまかなっている。フリーペーパーと同じ仕組み」と説明したりすることで、納得を得られたという。全国展開に向け、次に目指すは名古屋。中山社長は「まずは政令指定都市で発行して収益が上げられる態勢を整え、次に、本来必要とされる小規模な都市で出していきたい」と展望を話している。
ttp://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100816-OYT8T00457.htm
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